診断士試験のスト比率
中小企業診断士試験のストレート合格比率を推計してみました。
まずは、受験者に1次・2次記述・2次口述の合格率を単純に掛け算すると以下の通りです。
令和元年 1次30.2%×2次記述18.3%×2次口述99.7%=5.5%
平成30年 1次23.5%×2次記述18.8%×2次口述99.9%=4.4%(筆者合格年)
1次の合格有効は2年間あるので、2次試験受験者には前年1次合格者が含まれています。
当然1年でのストレート合格比率はこれらを下回ります。
合格者に占めるスト割合は5割(?)
2次受験者に占める過年度合格者の比率は試験実施機関から公開されていません。
そこで筆者が実務補習で見聞きした範囲で合格者に占める割合を推定したら、約半分でした。
調査母数が一桁なので非常に誤差は多いと思いますが、滅多にいないのではなく、よくある感じでした。
これを基に1次受験者に占めるストレート比率を推計すると2%程度ということになります。
診断士試験の特性
全体の合格率が5.5%~4.4%だけを見れば、超難関国家試験です。
ところが、合格者に占めるストレート者の比率は5割(に近いかも)あるのは特徴的です。
この意味するところは、ある程度以上の知識とコツを取得した方なら素直に合格可能ということです。
他の国家試験で合格率が同程度の試験とは大きく異なると思います。
これが診断士試験の興味深いところです。