手ぬるい資格マニアの存在理由

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診断士問題拝見【令和元年2次】

自分の試験が終わったので、診断士2次の今年の問題の感想をまとめました。

筆者は、診断士対策記事からは足を洗ったので、単なる感想です。

今年は意表を突いた出題のされ方が目を引きます。

特に過去問をやり込んだ方は戸惑ったのではないでしょうか。

事例Ⅰ

出ないはずの規制(利権)業種の出題でした。

かつての「3公社5現業」の一角、専売公社系です。

最も規制業種も自由化されれば、一般業種ですね。

ストーリーは、沈みゆく船の中で、起死回生の事業ネタを探すパターンです。

また、組織改編をしなかった理由を問われました。

過去問では、した理由が中心だったと思います。

した理由があるならしなかった理由もあると思えるかどうかが合否を別けると思います。

今上手く行っている組織なら手を付ける必要が無いのが理由だと思います。

事例Ⅱ

ネイルはボディペインティングの極小版のようなもので、むしろ刺青業に近いが社会的に公認されているという微妙な業種だとおもいます。

ボディより塗る面積が少ないので材料を高額化でき、痛くないので気軽に試せると言えるかも知れません。

ジェルネイルは、何故か彫物に近づいてきている気がします。

となると、協業も大切でしょうが、顧客の人生観に沿ったデザインの提案がポイントなのでしょうか。

事例Ⅲ

 自動車部品はモデルチェンジの度に設備投資が必要です。

設備を汎用機化することで、新モデル時の投資を抑えようとしているのかと思われます。

かんばん方式と従来生産方式をどのようにミックスするのか、筆者には思いつきません。

去年出題されたら、お手上げだったかも知れません。

事例Ⅳ

冒頭部分で総合財務分析が出されました。

筆者の得意分野でしたので、昨年出ていれば心の中で万歳を叫んでいたはずです。

在庫の急増と利益率の低下の度合いは、健全かというところでしょうか。

去年の鬼門WACCなどなく、素直な問題でした。

しかしEDIとは、少々古臭い言い方でしたね。

 

以上、一見意表を突く出題でしたが、戸惑わない方は大丈夫だったと思います。

 

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