診断士になる前に
資格業者のビジネスモデルを診断してみましょう。
業者と講師と受講者の関係は図の通りです。
講師は資格業者と契約しているので、直接受講者に義務を負っていません。
受講者も万一試験に不合格となったとして、講師に文句を言うわけには参りません。
苦情を言う先は、業者となる筈です。
一方業者のビジネスモデルからすれば、講師の人件費の極小化と受講者からの受講料の極大化を図るのが、経営上当然と言えます。
業者としては、受講者の受講開始から合格までの期間を長期化するか受講者を教室にすし詰めにするインセンティブが働きます。
学べないことは無いが時間がかかる
資格取得は独学でするのが、最も時間が短縮できます。
業者を使用すると学習は出来ますが、教材と講義を全部こなすと多分時間がかかります。
筆者は利用したことはありませんが、3か月で受かった診断士の合格が2~3年先送りになったと思われます。
独学で合格する方は、資格業者を使っても受かります。
しかし、時間がかかることを覚悟せねばなりません。
合格者は千差万別だが、不合格者は似ている
業者は自己流の2次記述対策を悪いことのように申し立てています。
実際合格者をみると、記述スタイルは個々人が異なっていました。
性格や社会的背景・年齢・職業が異なるのですから、同じ答案を書く方が不自然です。
独学が合格への最短距離
独学より資格業者活用が優れているということは無いと筆者はおもいます。
独学を肯定すると業者に都合がわるいから言っているだけのことです。
2次は1次に比べ難易度が高いので、受験者はより不安感が強いと思われます。
受験される方はそこに付け込まれぬよう、ご判断ください。