ふぞろいと得点開示比較
筆者が自身の平成30年の診断士2次試験を「ふぞろい」で採点してみました。
実際の得点開示の結果と比較してみたいと思います。
比較手法
筆者行きつけの書店で立ち読みしたふぞろい最新刊で、本試験の記述の記憶と照合し、採点を行ってみました。
昨年の受験年でもふぞろいを購入しなかったので、今さら購入する気は起きませんでしたので、立ち読みです。
そのため誤差が生じている可能性はありますので、予めお断りしておきます。
疑問に思ったのは、得点開示が事例単位でしか行われないのに、設問ごとの配点がされていることです。
そもそもこのあたりに誤差があると思われます。
採点結果
事例Ⅰ ふぞろい55点程度 得点開示73点
事例Ⅱ ふぞろい55点程度 得点開示66点
事例Ⅲ ふぞろい45点程度 得点開示53点
事例Ⅳ ふぞろい50点台 得点開示59点
これから言えるのは、尖った解答をした事例ⅠとⅡがふぞろいでは加点されていないということです。
逆に平凡であまり振るわない解答にとどまった事例ⅢとⅣは妥当な傾向だったと思います。
ふぞろいの解答は、他の人と「おそろい」の解答が高得点となる結果です。
筆者のような独自見解は、実際の試験では加点されたはずなのに、低評価とされてしまいます。
ふぞろいを読むと揃って不合格
診断士2次試験の合格率は20%です。
80%の方に入らないためには、人と同じことをやっていては差がつかないと筆者は考えています。
おそろいの解答をして、合格圏の20%に入るでしょうか。
最も大切なものを消し去ってしまう気がします。
診断士受験前から疑問を感じていましたが、今回採点してみて、改めてその感を強くしたところです。