伝説の追加です
前回記事で筆者が中小企業診断士試験をストレート合格した経験から、ネット上で言われている都市伝説を検証しました。
今回は2次試験伝説を中心に追加してみました。
診断士都市伝説の検証
①出題者の著書を読むべきである
筆者はどなたが出題者か知らずに試験に臨みました。
問題に的確に答えられれば良いはずなので、必ずしも読む必要はないです。
もちろんお時間に余裕のある方は、読んでマイナスのはずはありません。
読むとしても受験年の前年までにしておくと受験年の時間を消費せずに済むと思います。
出題者も中小企業経営者を多数調査して学説を組み立てていると推定します。
それならば、経営者の話を聞くほうが直接的です。
経営の生の話は専門家の著作といえども完全に開示されているとは限りません。
白書や事例集においてもフィルターが掛けられていると考えたほうが良いです。
筆者はダイレクトな情報を最も尊重してみました。
出題者とどちらが真実を掴んだか競争する心意気で、試験準備しました。
②春秋要約は基本に忠実にやること
そもそも要約訓練が不要だと思います。
確かに2次試験では、出題所定の文字数に収める訓練は必要です。
それは、過去問を解くことですれば十分でした。
春秋を要約している暇があったら、新聞記事を熟読することに充てたほうが、得点力が増加します。
診断士に求められる資質は、第一に物事の当否の判断力だと思います。
要約訓練が妥当とお考えなら、やれば良いです。
③2次答案は合格者か資格予備校で添削をうけるべき
これはある意味その通りで、独学で通すよりも良いかも知れません。
但し、合格者に添削を受けるとなるとそれなりの時間を消費しますし、予備校だと高額の費用も発生します。
効率から考えると独学が最高です。
筆者は時間効率と経済効率を優先し、一切添削は受けませんでした。
結果として勉強時間が節約され、短期間での合格に繋がりました。
診断士取得に長期を要してよいのか、ご自身で判断されるとよいと思います。
③イケカコをやるべき
よく耳にしましたが、実際どのような書籍なのか手に取ったことはありません。
筆者は数字のみで説明したり、判断を下すことに違和感を感じています。
こんなことでは得点に繋がらないかも知れませんが、数字にごまかしが無いのかとか、将来数字通りになるのかなど疑問を感じてしまうからです。
診断士試験のテキストではないようですので、手を広げることはしませんでした。
④事例Ⅳの後半はポエム
事例Ⅳは前半の計算部分を確実に得点し、後半はポエムを書けばよいなどと言われています。
筆者は、後半は事例Ⅰ~Ⅲと同じと考えました。
そう考えることにより、試験対策がやりやすくなったと思います。
財務会計問題でも、記述式の基本は同じだと考えたほうが良いです。