電験三種機械対策~同期電動機の試作~

電験三種の最後に残した科目「機械」を取得した際の裏技を再度公開します。
前回に引き続き同期電動機を試作しました。

試作することで、原理を体得でき、電験三種を取得出来ました。
ご参考までにご覧ください。

1.回転子

極数を多くしないと同期速度が高速となり、それに対応した軸受が必要です。

出来るだけ低速にすることとしました。

フェライト磁石を14個購入し、コーヒー缶の胴に両面テープで貼りました。

同期速度=120f/p=120・50Hz/14=428(回転/分)のはずです。

2.軸受

前回の誘導機に使用したアルニコ磁石懸架が上手くいったので、今回も同じとしました。


3.固定子

これも前回の手巻きコイルを継続利用しました。


4.保護抵抗

前回電源が過熱し発煙、30秒しか持たなかった反省を踏まえ、保護抵抗を挿入しました。



5.組立

誘導機との違いは、胴回りに貼ったフェライト磁石だけです。これで良いのか?。
N極とS極を交互に14個貼ってあります。
 



6.始動そして‥

始動法は、「手回し」です。
AC 単相12Vを印加し、始動してみました。

結果は、不調でした。
始めは回転したように見えましたが、12秒で脱調し停止してしまいました。

ぶら下がり軸受では、定格回転速度まで加速できない上、作成精度が低く回転がブレブレでは無理がありました。

そもそも回転磁界が無いので失当でした。

失敗動画をご覧ください。

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動画↓

IMG_1390.MOV - Google ドライブ


 
 
 
※おことわり
 
商用電源を使用する実験は、第二種電気工事士相当以上の知識を持って行なって下さい。
筆者は第二種電気工事士免状と認定電気工事従事者認定証を所持しています。
実験は自己責任でお願いします。