定年以降継続雇用の方
定年後再雇用時の賃金減額の補填として給付されるのが高年齢雇用継続給付です。
賃金が半減させられることもある継続雇用の場合において、要件はありますが、60歳以降低下した賃金の概ね15%を給付してくれる有難い制度です。
今回第1回目の給付を受けましたが、給与+企業年金+第三の給付として助かっています。
ところがこの給付を半減・段階的廃止されることが予定されています。
来年度60歳到達の方
2025年度に60歳到達する方から減らされる模様です。
まずは半減(15%→7.5%)され、その後段階的に廃止されるとのことです。
それまでに給付を開始された方はセーフのようですが、それ以外の方は注意が必要です。
2025年度に60歳に到達する方は給付減額の覚悟が必要です。
廃止理由は同一労働同一賃金の浸透という虚構
この理由は高年齢者であっても(65歳までは)同一労働同一賃金が貫徹されたためとされています。
現状60歳定年後も同一職種同一労働負荷であれば賃金低下はないはずとの理論に基いているようです。
実態は大幅に異なるのではないでしょうか。
現行制度の賃金日額の75%以下への低下が、寧ろ通例とみられます。
今年度中に同一労働同一賃金が実現するとは到底思われません。
*社労士試験の勉強中のため、後日記事の誤りに気がついた場合、大幅訂正または削除することがあります。ご了承ください。