手ぬるい資格マニアの存在理由

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図らずも診断士の地位向上

税理士・公認会計士等と同一

中小企業診断士の地位が新型コロナにより向上しています。

今日の日経朝刊の記事から引用します。

「休業協力金 東京2.5万件」

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日経4/29朝刊

 

東京都が支給する「感染拡大防止協力金」の手続きで、事前確認する専門家として診断士が加えられていました。

税理士・公認会計士行政書士という各独占業務を持つ一流士業と同一に列せられました。

役所としては、受理する窓口のパンクが見えていて、猫の手も借りたいのが実情なのでしょう。

診断士の特質

診断士には、日常的に持続化補助金申請などを助言されて来た方も多く存在します。

今般国が実施予定の持続化給付金にも即助言可能だと思われます。

他の士業の先生でもいらっしゃいますが、加えて事業に即した資金繰予定までする小回りの良さが診断士の特徴だと思います。

診断士という独占業務を持たないコンサル資格が評価され、喜ばしい事です。

ネズミを取るのが良い猫

役所への書類提出を業とするのは行政書士であり、中小企業の財務会計を知るのが税理士・会計士の先生方です。

この際、書類を不足なく公正に整え、迅速な支給に繋げる観点から、診断士が浮上したのでしょう。

診断士の地位向上が中小企業の危機に乗じた火事場泥棒という批判は当たりません。

大火災の発生に対し、消防団員の役割が役割が評価されるのと同じと思いたいです。

毛色の問題ではなく、ネズミを取る猫が良い猫です。

 

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