新型コロナはリーマン級
武漢に端を発する新型肺炎は猛威を振るっており、日本国内や世界経済への影響が大となっています。
国内の中小企業への影響も避けられないどころか、業種によっては資金繰りへの影響が懸念されます。
一部の中小企業経営者からは、「リーマンショックを上回る影響がでている」との声も聴かれます。
観光業ではインバウンドが中国人を中心に激減し、輸入販売業では受注があっても売る商品が入らないようです。
筆者の肌感覚として、または日経新聞を読む範囲から、新型コロナウイルスの経済への影響はリーマン級と言ってよいと思います。
増税・社会保険料増加
今朝の日経コラムで隅田川子が「リーマン級だが一過性」なのでV回復するなどと相変わらずのんびりしたことを言っています。
忘れてはならないのは、消費税10%への増税の影響が出てくるのはこれからということです。
余り言及されていませんが、サラリーマンにとって近時の社会保険料の増額影響がボディーブローのように効いてきています。
これに重畳した武漢肺炎、個人消費の先行きは暗いのではないでしょうか。
リーマン級なら減税だったはず
安倍総理の全国小中学校・高校一斉休校の決断は、理解できるし、評価したいと思います。
子を持つ従業員が出勤困難となり、特に中小企業への影響はありますが、疫病の伝播加速度を低減させるためには妥当な方法だと思います。
新型コロナ・増税・社保増のすべてを緩和するためには、小渕総理のやった所得税定率減税を再度したらどうでしょうか。
リーマン級がきたら、消費税増税はしないはずだったからです。
中小企業への資金繰り影響
中小企業では、足元の資金繰りへの影響が出始めています。
現金商売を除き、売掛金の回収が一巡したあたりから、影響が顕在化してくると思われます。
隅田川子は、信用保証で一時的に資金繰りを支えればよいなどといっていますが、これについては、項を改めて論じてみることにします。
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