最大の不安に対する答え
明日中小企業診断士の口述を受験される方、頑張ってください。
最大の不安は、「わからない質問をされたら、どう返せばよいか」であろうと思われます。
その対策を筆者が実体験からまとめました。
多少のご参考になれば幸いです。
対策
①与件文を読み込んでおき、材料を探すこと
与件文の全体を読んで頭に入れておくことが前提です。
解らない質問でも与件文から、材料を持ってきて、適当な答えにつなげます。
材料を何にするかですが、予め事例を物語化して頭にインプットしておき、一部を回答として取り出すことにすれば、とりあえず質問に答えられます。
事例Ⅰならば、A社長の入社→叩き上げ→代取就任→安定→メンテ事業→失敗→人員カット→試験乾燥→隆盛となるとおもわれます。
それぞれの場面でなぜそうなったかを思い描いておけば万全です。
②与件文で対応できない場合
与件では不足する場合には、他の企業の物語か、自分の職業体験を加味して補います。
与件文+下町ロケット→これだけでもかなりカバーできます。
お好みにより、プロジェクトX・カンブリア宮殿・WBSなどを加えてください。
与件文+自分の職業体験の事例→受験者のご職業によりますが、ご自身の職業については試験官より詳しいはずです。
自信をもって適当なストーリーを語りましょう。
③不足なら業種特性
業種特性から回答を考えると、無から有が出せると思います。
事例Ⅰ 利権業種
事例Ⅱ 1週間しか持たない小面積入れ墨業
事例Ⅲ 系列とモデルチェンジ・カンバン対応
事例 中抜きされる業種
④弱肉強食か協調協業か
中小企業が生き残るためには、ライバルを営業力で圧倒するか、集団となって防衛するかに道が分かれます。
どちらかの視点に立てば、回答が出てくることがあります。
⑤資金繰はすべて
事業を継続するには資金繰です。
ほとんどの質問は資金繰影響の観点から、何か言えるはずです。
資金繰り対策をとると答えましょう。
昨年合格率99.9%
筆者が受験した昨年の不合格者は1名でした。
当日東京地区で受験者1名が集合時間になっても所定の場所に現れず、試験官が探していました。
不合格はその方だったと思われます。
つまり、出席した方の合格率は100%でした。
資格業者が自己都合で不安を煽っていますが、影響されてはなりません。
記述を通った方は、もはや業者と絶縁して大丈夫です。
遅刻をせず、試験官の問いに話を返すことが全てです。