居住地と経済力
大学入試で物議をかもしている身の丈発言ですが、資格取得においてはより顕著です。
資格マニアを自認している筆者が身の丈を分析してみました。
資格を多数取得するためには、①試験場までの距離が近いこと②受験料と教材費を支払えることが必要です。
①は居住地、②は経済力と纏められます。
居住地
自宅の場所が試験会場に近く、宿泊を要せず、到達時間が短いことが有利です。
自宅から会場まで1時間以内が理想です。
地方出身で転勤族の筆者は、地方在住者が資格受験することの大変さを知っています。
資格マニアとなるためには、大抵の試験が実施される東京など中核都市の近郊に居住するのが条件と言ってもよいです。
長時間特急に乗って受けた結果が不本意の場合、精神的打撃は大きいものがあります。
地下鉄で20分ぐらいの会場でしたら、モチベーションも余り落ちず、また挑戦しようと思えます。
この意味で資格取得を都市型リゾートと言いたいです。
経済力
受験料を支払い続けられる経済力は必須です。
年によって違いますが、年に1~3万円の受験料を支払ってきましたが、年数回に分割されますからそれほど負担は感じません。
そのほかに教材として、最低限テキストと過去問集は必要になります。
1冊2千円前後のことが多いですが、他の書籍や雑誌の購入を控えれば捻出可能です。
資格予備校などは多額の出費を要し、受験者格差社会を生む原因です。
なので、決して使用しないようにしてきました。
資格業者さえ使わなければ、身の丈に合った資格取得が継続できます。
大臣発言の深謀遠慮
今回大学入試センターのID登録前日に、英語試験延期を決定したのには驚かされました。
直前に入試が変更されたら、受験生も試験業者もたまったものではないと思います。
文部科学大臣が直前延期を目的として「身の丈」発言をしたのなら、恐るべき策略だったと思います。
おそらく妥当な試験実施が困難だったのでしょう。
試験実施機関にもご苦労が御有りのようです。
自分の身の丈についても考えさせられる一件でした。