診断士は独学の限界資格
業者不要が拙ブログのテーマの一つです。
現在まで取得してきた資格と同様、診断士もテキストと過去問のみで取得しました。
診断士は最終合格率4%程度の難関試験です。
筆者の現状の結論としては、診断士は独学で取得できる限界資格だと思っています。
資格業者の弊害と虚構
今まで繰り返し業者の弊害を記事にしてきました。
同期合格者に話を聞いてみると、資格業者は使わなかったか、自分の必要範囲で活用した人ばかりです。
一人として業者に振り回された人は見当たりません。
その辺の事実認識とマネジメントが診断士合格には必要な模様です。
筆者の体験として、資格業者の主張と実態は次の通りでした。
①2次前の最終のご案内→今から業者を頼っても今年は手遅れ
②最小の努力で最大の効果→合格させるとは言ってない
③2次は業者に添削してもらわないと我流では通用しない→合格者のほとんどは自分で解答を修正するスタイルを持っていた
④短期合格なら○○(業者名)→今年の合格を除いた短期
⑤宿泊を伴わない合宿→日本語としてどうか
⑥セミナー参加が重要→あなたにとっての重要は、受験者にとっても重要か
⑦独学では時間がかかる→ 少なくとも業者より効率的
前置きが長くなりましたが、間もなく今年の受験者が2次試験を迎えるにあたり、過去記事を整理して解説します。
業者を忌避せよ
合格者を分析し、資格予備校の有効性を検証しました。
予備校に行かなくても受かる人が合格者の4分の3を占めると推定しました。
すると本来の不合格者が予備校により合格者に転化する確率が推定できます。
結果は1%でした。
この1%のために30万円以上を費消する経済合理性はないと筆者は考えます。
30万円あれば筆者が今まで取得した資格の大半の費用が賄えます。
まず取れる資格を独学で始めるのが合理的です。
診断士には都市伝説ともいえる定石が語られています。
この内容を分析すると、業者に有利なものが多いことがわかりました。
業者の事業戦略としては、受講生の人数×受講単価×受講年数の各項の極大化を図るのが当然です。
人数・単価が上げにくいとしたら、短期合格させないほうが業者有利です。
業者不要を必死に主張してきましたが、自ずと限界があり、すでに資格業者を頼ってしまった方が多くいらっしゃいます。
そのような方は、出来るだけ弊害を抑えた試験対策が必要です。
続きます。