手ぬるい資格マニアの存在理由

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中小企業診断士試験で多年度化を回避する方法

多年度生とは

中小企業診断士の受験者には、多年度生という呼び方が存在します。

他の高難易度の資格では比較的聞かない言われ方です。

筆者の勝手な想像ですが、理由は以下の二つだと思われます。

 

①診断士は社会人の受験が圧倒的なので、仕事の傍ら勉強することになる。

このため、最初から2~3年計画と称して一発合格を諦めている。

②診断士受験対策業者が、受講期間を長期化して売上を極大化しようとしている。

このため、通常の講座をストレート生、受講料を1.5倍取りたい受講者を1.5年生、もっと取りたい多年度生と区分していることに起因する。

初回受験者は心がけ次第

初回受験者やこれから受験を検討されている方は、心がけ次第で多年度化を回避できます。

 

①一発合格を計画する

社会人で2~3年計画の方は、ほとんど1次試験を複数年にされているのではないでしょうか。

1次試験は、受験年によって科目ごとに難易度が乱高下するので、この平滑化のためには7科目全部の受験が効果的かつ多年度化を回避する第一歩です。

例えば初年度4科目合格して、翌年の3科目の幾つかが難化すると3科目平均60点以上確保するのは至難の業です。

もし複数年計画を立てるとしても、1次は1年目、2次を2年目としたらどうでしょうか。

計画通り1次を一発合格し、その年の2次をたまたま通ればストレートです。

最初から一発合格を計画するのが肝心です。

 

②予備校は通っただけで多年度化するので避ける

なぜならば、カリキュラムは受験者個々人の知識レベルや余裕時間を勘案していないからです。

講義を受ける時間を節約し、貴重な勉強時間を有効利用することが多年度化回避の入り口です。

筆者は存じませんが、講義と答練だけで何日かかるのでしょうか。

過去問をやる時間こそが必須であり、講義と答練の日数分だけ合格は延期されると思えばよいです。

独学が多年度化を回避する最適の手法です。

模試は多年度の踏み絵

筆者は模試を受ける土日があったら、その分過去問に充てて合格までの期間を短縮すべきと思っています。

独学の受験者は表に立たず、ひたすら求道者のように合格に足る知識を積みあげることになります。

診断士受験においては、まるで隠れキリシタンのようです。

筆者に言わせれば、模試も多年度生の踏み絵です。

あえて多年度の踏み絵を踏む必要はないと思います。

 

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