手ぬるい資格マニアの存在理由

ストレート合格実績70%の筆者が、資格などを解説します。

診断士2次スリーピングキャット作戦

模範解答の無いトンネル  
中小企業診断士の2次試験の合格基準点は6割であると試験案内に明記されています。
筆者は、過去問研究型独学で資格取得をしてきました。
選択式試験ならば、過去問をやれば合格水準や筆者の現在位置が明確にわかります。
走りながら、進路の微修正をしつつ、目的地を目指すことが出来ます。
 
診断士2次は100字前後の記述式ですが、模範解答が示されません。
これでは、採点基準と合格に必要な準備量が霧の中です。
これが論述式に近い記述式試験の困難さだと思います。
 
暗中模索の試験準備 
目的地が見えない中、勉強をフルスロットルにしても合格には繋がりません。
筆者は対処方法を考え倦ねてきました。
経験のない事に答えを出すのは容易ではありません。
無から有を出すことと同じことになります。
 
眠り猫が目覚めるとき 
筆者が捻り出したのは、日光東照宮の眠り猫です。
作者と伝わる左甚五郎は彫刻の注文を受けてもちっとも取り掛からず、毎晩呑んだくれて猫の眼を観察していたと恩師から聞いたことがあります。
筆者は過去問を停止して、呑んだくれはしませんが、方策を探していました。
 
見つけたのは、試験実施機関が出題の趣旨を各問題2行発表していたことです。
独学の筆者の頼りとするものは、これしかありません。
 
これを見つけるだけで5週間費やしてしまいました。
まだ試験日まで1ヵ月あります。
過去問1年分をまず回したいと思っています。