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内部管理責任者試験攻略法

筆者は平成29年2月13日に内部管理責任者試験を受験し、合格しました。
合格の為の攻略法を公開させていただきます。
 
これから受験される方のご参考になれば幸いです。
 
 
1.内部管理責任者試験とは
証券関連の金融業界内のみで通用する資格です。
位置付けとしては証券外務員一種の上のようなものです。
一種外務員資格保持者が前提ですが、所属会社の指名がないと原則として受験することはできません。
 
2.難易度
そんなに高くありません。
銀行業務検定の2級より遥かに簡単という印象でした。
30問出題され、7割以上で合格です。
 
但し、結果は所属会社の人事担当部門にのみ通知されます。
万一不合格だとそのマイナス影響は甚大かつ長期化します。
筆者は普段自己啓発として自由に資格取得をしています。
しかし、今回の受験は業務命令です。
それが何とも言えぬプレッシャーでした。
 
3.テキストおよび問題集
官給品の日本証券業協会のテキストと「特別会員内部管理責任者対策問題集」(ビジネス教育出版社)を使用しました。
特に他の参考書を追加する必要はないと思います。

 
4.対策方法
問題集400問を解き、正誤を記録します。
問題を解きながら、弱いところのみテキストを部分的に参照しました。
特別会員と会員に資格が分かれていますが、出題範囲が異なります。
特別会員の場合、テキスト中に出題されない項目もあります。
テキストの通読は、むしろしない方が良いと思います。
 
内容は、知っていることがほとんどでした。
受験される方は、証券外務員の登録更新研修を受けていると思います。
その知識と日常の業務知識で合格ラインの7割は取れそうです。
更に内部管理責任者の位置付けを押さえたほうが良いです。
加えて貸金業務取扱主任者の知識があると余裕が持てます。
筆者の場合、問題集を1回転した正答率が85%でした。
全体を100とし、新問題が1割出るとしても(100-10)×85%=76で合格ラインを超える計算です。
これ以上の試験対策は不要と判断し、対策を終了しました。
 
準備期間は1ヶ月間の土日のみを充てました。
総計20時間ぐらいだった思います。
 
5.試験当日
試験は証券外務員更新研修でお馴染みのCBT方式です。
同方式で試験を受けるのは初めてでした。
筆者の受験場所は御茶ノ水のソラシティです。
他のCBTの設備のある高田馬場麻布十番より、広く奇麗な会場でした。
 
早く受付し過ぎると再出場は出来ず、トイレに行けないので要注意です。
 
最大の注意点は、集合時間に遅刻しないことです。
CBT方式はなぜか遅刻にだけは厳しいからです。
また本人確認の書類が必要で、かつ種類が限定されています。
筆者は日本国籍社員証を持たないので、運転免許証・旅券・マイナンバーカードに限られました。どれもない場合は、別途書類の準備が必要です。
 
試験開始したらPCの画面に表示された筆者の漢字氏名が文字化けしていました。
試験監督者によると「システムの障害だが、ローマ字表記があっているから構わない」とのことで、試験続行となりました。
 
問題は、問題集と同レベルの難易度でした。
予想通り分からない問題が1割程ありましたが、適当に選択肢を選んで置きました。
 
1時間の試験時間ですが、見直しを含め30分で退出しました。
その場では合否は告げられません。
後日上司から合格を告げられました。
 
※攻略法のまとめ
・所属会社から指名を受けること。
・外務員一種登録更新研修を受けること。
・日々の業務知識を活用すること。
・他の資格試験(特に貸金業務取扱主任者)の知識があるとなお良い。
・問題集で正答率80%以上を確認しておくこと。
・集合時間に遅刻しないこと。
・簡単な試験だが、落とすと大変。
 
資格のテンプレート 
筆者設定の難易度    CCCランク(簡単だが、少し曲者)
同種資格の位置付    内部管理責任者>一種外務員>二種外務員
筆者取得回の合格率 非公表
合格基準                70点
筆者の得点             不明
合格までの受験回数 1回
勉強期間                 1ヵ月
使用テキスト数        1冊
使用過去問集数        1冊
試験日の曜日           随時
解答形式                 CBT方式

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