50年債予定
昨日の日経夕刊で、政投銀の年限50年の財投債発行計画が報道されました。
新型コロナの危機下にあって、超長期債で独自調達する意義は認められると思います。
資金を調達する立場に立てば、調達基盤が安定する上、超長期となると当面返済不要=劣後ローンや資本に近い性質になって来ます。
また、生保などの引き受け手が存在することも市場の安定を示しており、政投銀が希望を与える結果になります。
政投銀もたまに優れた事をするものです。
ツーステップローン回避か?
政投銀には、危機対応業務として新型コロナ特別貸付の実行が課せられています。
憶測ですが、泣き所として貸付原資を日本政策金融公庫から引っ張って来ざるを得ない事情があります。
預金を取扱っていないからです。
政投銀としては、日本公庫に頭を下げてツーステップローンを借りてくるのは耐えられない屈辱かも知れません。
貸付原資を独自調達することは、悪いことではありません。
このタイミングの意味
プレス発表がこのタイミングなのは何か裏がある気がします。
今月中旬のイベントに筆者は注目しています。
何かがわかれば、またレポートする予定です。
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