実質無利子申込滞留
5/1に開始された民間銀行の実質無利子貸付が保証協会で滞留しているようです。
都内の信用保証協会では、金融機関が協会へ申込んでから半月は審査待ちの模様です。
今回の民間銀行向け特別貸付は、全部信用保証協会を通る仕組みなので当然とも言えます。
全国ベースの協会保証承諾5月実績は前年同月の5倍になっています。
このためか、6月に入ってから保証協会に疲労が見えるようです。
民間銀行は協会頼み
保証承諾が下りないと銀行は融資ができません。
今回の危機においても、結局銀行の保証協会頼みは変わって無いように見えます。
保証協会の枠を使い切った後が少々心配になります。
公庫実行は山を超えたか
数字的根拠はありませんが、日本公庫の特別貸付はピークを超えた感があります。
中小企業の資金繰り危機も急性期は過ぎつつあるように思われます。
今後は売上回復までの資金ギャップのボディーブローに耐える時期がやってくると予想されます。
事業運営上CFの黒字化がもっとも重要と思われます。
第二次補正予算も執行されますので、調達戦略も見直しが必要でしょう。
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