たった8文字で
漢語水平考試(中華人民共和国の資格試験)の日本国内実施機関が本国に支援物資を送り、その際段ボール箱に張り付けた漢詩の一節がTwitterで話題になっていました。
山川異域 (山河は異なる地だが)
風月同天 (風月は天を同じくしている)
これが中国のSNS民の琴線に触れたようで、拡散されているとのことです。
さすがは中国語検定の実施機関だけのことはあって、選択が適切でした。
8文字で伝達できるこの情報量とニュアンスは、漢語を発明した古代中華文明の力であると思います。
記述式試験で使わない手はない
中小企業診断士を含め、記述式試験の解答は字数制限があり、言いたいことを圧縮して記述しなければなりません。
この漢語の力を有効に活用することが、記述式を乗り切るベースとなると考えています。
診断士試験で都市伝説のように語られる要約訓練をしている場合ではありません。
日本語としての漢語力を鍛えることが急務だと思います。
都営浅草線にて
成田空港と都心を結ぶ京成線と羽田空港からつながる京急線の双方と接続してるのが都営地下鉄浅草線です。
当然中国人観光客の姿を多く目にします。
筆者は毎日のように浅草線に乗車しており、車両の天井を見上げながら「風月同天」を実感しています。
当面資格取得を中止したこともあり、水平考試を受験する予定はありません。
漢詩を学び直したい
今回の一件で筆者が痛感したのは、漢詩に対する教養の無さです。
長屋王が作ったというこの漢詩も、学校で習ったかも知れませんが忘れていました。
もう一度学びなおしたいものです。