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私の宅建主任者試験攻略法の思い出

筆者が宅建主任者資格を取得した時の攻略法を掲示します。

筆者が取得したのは20年前で、その後名称も宅建士に変わりましたので、表題は「思い出」とさせていただきました。

多少なりとも、お役に立てれば幸いです。


1.筆者の基礎知識

筆者は法学部出身のため、民法の基礎知識はありました。

建築・不動産法令は全くわかりませんでした。


2.テキスト著者の選択

当時ネットはまだなく、現在のように受験情報を簡単に調べることは不可能でした。

PCでの通信といえば、パソコン通信であったと記憶しています。

(筆者は、公衆回線に接続するための音響カプラーの余りの垢抜け無さに二の足を踏んでおりました。)

よって、書店に行き資格コーナーでテキストを立ち読みするしかありませんでした。


数冊読み比べて出色だったのが、中野元先生の「これだけ!!宅建・基本書」でした。

中野元先生は、「宅建」を造語された方とのこと。

個性的な独自説が多いものの、業界の構造に斬り込み、他の受験機関を論評し、痛快でした。

平均的な法律解釈からは離れるかもしれませんが、この先生に身を委ねる事に決めました。

一人の著者が一冊全部を著述しているので、全分野に渡り主張は一貫しています。


3.勉強法

当時の筆者は、知識の習得と業界の勘所を身につける事を重要視しており、受験効率は考慮していませんでした。

勉強法は、基本書をひたすら読み込むことでした。

試験日近くに過去問を解きましたが、確認程度でした。

最終的な過去問正答率も把握していません。

ほとんど中野先生の基本書「これだけ」でした。

闇雲な勉強方法は、自分の対策度合いが分からず、不合格になる危険もありますが、
 
徹底的に不明点を調べ上げることにより、力技で合格点を超えました。
 
この効果は、別の資格試験でも現れました。
 
筆者が20年後に受験した第一級陸上無線技術士試験の法規で「伝搬障害防止地区」の建築制限として出題されることとなりました。


4.合格後

筆者は、不動産業の勤務はしていないので、実務講習(通信講座+スクーリング3日間)を受講しました。

修了により宅地建物取引主任者証を取得しました。
 

5.ひとこと
 
不動産の基礎が身につくので、自宅を購入した時と売却した時に安心でした。


※攻略法のまとめ
・基本となる法律の知識を得ておくこと。
・テキストは自分の師となる著者を選ぶこと。
・受験効率は度外視し、一冊のテキストを徹底的に読み込む方法もある。但し、合格が確信出来るレベルまで徹底すること。
・試験合格で終らせず、更に知識を広げるため主任者証まで取得を目指すこと。

 


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