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第一級陸上無線技術士試験攻略法

平成27年7月7日(火)および8日(水)に第一級陸上無線技術士試験を受験しました。

幸い一回の受験で合格することができました。

筆者の一陸技攻略法を公開します。

今後受験を検討されている方のご参考になれば幸いです。


1.休暇をとる

試験日が平日のため、筆者のような勤務者にとって、休暇をとることが最大の攻略法です。

2日も休むのか?と最初は上司に言われました。

加えて筆者の職場は、無線とは関わりがありません。 

が、初志貫徹、何とか上司の了解を得ました。

あとは、試験日まで急な仕事が入らない事を祈るばかりでした。


2.他の電気系資格を取得する

遠回りのようでも、ほかの電気系資格を取得して置くと、一陸技の壁を低くできます。
 
一陸特は、一陸技の簡単バージョンとも言える資格です。
陸技受験者は取得しておくのが必須と言って良いと思います。
コツとしては、難易度は低いですが、勉強は過剰なくらいしておくと良いと思います。
 
あかぎメモ様のブログを読み、先に電気通信主任技術者を取得することの有効性を知りました。
同資格を取得することにより、一陸技2科目の免除が受けられます。
しかも電気通信主任技術者の専門科目『無線』は、一陸技の無線工学ABより簡単でした。
勉強法も、(あかぎメモ>資格試験>3ヶ月で受かる一陸技の勉強法)が参考になります。

3.公式を暗記する

科目免除により、無線工学Bと電波法規の2科目受験となりましたが、公式の暗記は不可避です。

適宜のサイトから、主要公式48個をプリントアウトし、過去問で問われた公式を追記し、公式集の原稿を作りました。

1公式1枚の写真を撮り、愛用のiPodtouchに収納して持ち歩きました。
(iPodtouch暗記法と名付けました)

なお、テキストは「吉川本」を購入しました。
公式をある程度暗記していると、選択肢は何となく選べるようになってきます。
テキストは、ひと通り読むイメージで良いと思われます。

4.過去問を繰り返す

と言っても、筆者は5年分を1回転しただけでした。
理想を言えば2回転したかったところですが、時間が足りませんでした。
コツとしては、選択肢の全ての正誤を腹落ちするまで調べ、かつ、時間をかけないことです。
最終的には、法規9割、工学B8割の正解率に仕上がりました。


5.試験日の様子

筆者の試験場は、有明の東京ファッションタウンでした。

完璧とは言い難い準備状況で、心理的余裕はあまりありませんでした。

しかし、休暇をとっている以上、後へは引けません。

2日間受験に通いました。


6.結果

自己採点では、工学B81点、法規83点で合格でした。

電話級アマチュア無線技士(現在の4アマ)取得時に抱いた40年来の夢の資格を手にすることができました。
 
 
※攻略法のまとめ
年次有給休暇取得の為、上司を説得すること。
・一陸特を取得しておくこと。
電気通信主任技術者(伝送交換)を取得して、2科目免除を受けること。
・テキストは、吉川本を購入すること。
・無線工学Bの公式は、48個暗記すること。
・過去問は、5年分を1回転し、正答率を8~9割に仕上げること。
・試験の2日間は、心を強く持ち続けること。

※写真 当日の受験会場
 
資格のテンプレート 
筆者設定の難易度    Aランク(難関)
同種資格の位置付    一総通≧陸技>二陸技>一陸特>二陸特>三陸
筆者取得回の合格率 26.1%
合格基準                工学基礎、無線工学A、無線工学B、法規ともに60点
筆者の得点             工学基礎免除、工学A免除、工学B81点、法規83点
合格までの受験回数 1回
勉強期間                 5ヵ月
使用テキスト数        2冊
使用過去問集数        1冊
試験日の曜日           火曜日と水曜日
解答形式                 マークシート方式
 
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