日経記事解説
今日も日経は朝刊で抜けた記事を掲載しましたので、解説します。
今朝はiOSの日経紙面版アプリに不具合が発生し、なかなか読めませんでした。
筆者への嫌がらせでしょうか。
それはともかく、「 」内が記事の引用で、→が筆者の解説です。
「中小、スピード融資に殺到」
「三菱UFJ銀で利用が急増しているのが、中小企業向けオンライン融資だ」
→また三菱の防御ですか。
「AIが企業の信用力を分析」
→人がする融資はしてないとしか思えません。中小企業に貸している免罪符にするつもりなのでしょうか。
「最大で金利を4%引き下げる優遇措置」
→金利が随分とお高めですね。火事場泥棒とは申しませんが、減免分の融資額増額を求めたいです。
「最大1千万円」
→少々少ないが、借りられないよりましです。
「公的資金に目詰まり」
「各地の信用保証協会には保証の承諾を求める申し込みが殺到している」
→現在中小企業の為に最も貢献しているのは、日本公庫と保証協会だと思います。
頭が下がります。
「ある金融関係者は」「協会」の「審査スピードの鈍さに憤り」
→ならば、手前の銀行でプロパーを迅速に貸せばよいでしょう。
「妨げとなっているのは旧債振替」
→この記事が正しいとすると、銀行は融資金を中小企業に渡さず、自行の貸金の弁済に充当しようとしています。
これでは、中小企業の手元に残りませんね。
そもそも旧債振替は協会の規定で禁止されており、代位弁済の否認事由になります。
そのせいで、審査速度が遅くなるとは考えにくいです。
解説は、以上です。
日経に何を言われても
現在、民間銀行の融資に最も尽力しているのは、信用保証協会です。
民間銀行が思うとおりに保証決定が出ないのは、申込が多い為です。
日経が何と言っても、事実を見通すべきだと思います。
リーマンショックの時と異なり、まだ民間銀行にプロパー与信余力は残されています。
三菱には期待しませんが、他行には何とか自行融資を実施してほしいと願います。
信用保証は決して目詰まりなどしていません。
詰まっているのは日経のアプリです。
このブログは、個人の見解であり、筆者が過去に所属した又は所属している団体の見解とは全く関係ありません。