日経マネーのまなびの続き
引き続き日経新聞の11/12の朝刊「マネーのまなび」の年金記事の感想です。
社労士の勉強を再開したばかりの筆者ではありますが、捨てておけない点に気が付きましたので、今回は、記事中の厚年を検討します。
保険料納付期間
日経は、保険料納付期間の制度不備を何とか誤魔化し、被保険者の「誤解」を解きたいようです。
記事にもある通り、厚年の被保険者は国年保険料も、当然負担させられており、保険料納付期間は40年間が頭打ちです。
つまり高卒で就職した方が、58歳になると、以降の国年保険料相当は、納付しても無駄と解釈出来ます。
報酬比例部分は増加するでしょうが、いくら世代間扶養と言っても、負担と給付は均衡していない気がします。
保険料「無効」期間
日経はこの辺全く解説していません。
誰の意向かわかりませんが、都合の悪いことは書かないのでしょう。
正しくマネーを学ぶなら、社会保険を自ら勉強する以外に方法は無いようです。
20歳到達時、学生で2年間、国年任意加入しなかった人は、記事にある通り63歳以降の保険料の一部は無効となっています。
特別支給の老齢厚生年金が消え去ろうとしている今、制度の真実が表面化したのだと思います。
最善の策は社労士取得
知識が無いと金銭を取られ放題取られると思わなくてはなりません。
筆者が就職した昭和61年4月1日その日に、自分の年金が60歳からの5年分消滅したとは知りませんでした。
その日以降年金額は半値8掛け5%引き+マクロ経済スライドとなった模様です。
こんなことなら、若い時から勉強を続けて社労士の資格を取得しておくべきでした。
*社労士受験勉強中のため、後日記事の誤りに気がついた場合、大幅訂正または削除することがあります。ご了承ください。