事業再生アドバイザー(TAA)自己採点
11/20に事業再生アドバイザーを受験しました。
事業再生アドバイザー(TAA)とは、事業再生士補の受験資格を得るための資格です。
事業再生分野の知識が求められますが、一部社労士試験と被る分野も出題されています。
本日試験実施機関より正解が公表され、さっそく自己採点してみましたので、報告します。
結果は、70点で合格見込みでした。
過去問の正答率が66%でしたので、実力相応の得点だった模様です。
ひとり反省会
試験内容が本業に近い上、中小企業診断士資格を保有しているのに、決して誇れない得点でした。
誤った問題15問の感想をまとめまてみました。
問3 経営革新等支援機関の説明がなぜ誤っているのかわからない。正しいと思った。
問8 破産会社の未払賃金は3ヵ月間が財団債権となるのか。社労士試験に出るかな。テキストだけでわかる訳ない。
問10 民事再生手続開始決定後、再生計画によらず、裁判所の許可だけで事業譲渡が出来るとのこと。もしかして計画に譲受会社未定の場合を言っているのか?計画に載せて欲しいが。
問17 新ガイドライン問題。流石に顧問弁護士は選任できないか。言われてみれば、当然。
問18 無形固定資産の減価償却は定額法。いかん、ケアレスミス。
問21 利払いは営業キャッシュフロー。基本を間違えた。情けない。
問24 固定長期適合率。趣旨は理解していたが、目が付いていかなかった。固定資産ではなく、総資産を計算してしまった。
問30 CAPM。診断士試験で投資理論が嫌いだったのでパスしたツケ。
問31 ビジネス・スクリーン。マッキンゼーの作ったモノなど知らない。知らなくて良い。
問36 過剰在庫問題。出題者との見解の相違と強弁しておく。
問38 家賃引き下げ交渉。やってみるべきですよね。それはそうだ。
問39 安全性の引っ掛け問題。引っ掛けられた。
問41 整理解雇の4条件は「すべて満たす事が望ましい」で良いの?必ず満たすべきではないの?
問46 再生計画の要件問題。営業利益黒字化→経常利益黒字化。試験が長時間に及び、気力がついていかなかった。
問50 DIPファイナンスというより破産法問題。否認権の基本理解がない事を露呈した。
全般的感想
破産法のある程度深い理解が必須だと思われました。
事業再生アドバイザーのテキストだけでは、不十分でした。
その他の分野は比較的自然体で正解できる良問だったと思います。
破産を勉強し直そうと思いました。