無利子無担保の協調
日本政策金融公庫は今回の新型コロナに対して、迅速に特別貸付を実行しています。
現在、窓口は相変わらず超混雑しており、相談予約も取りにくい様子です。
ところが最近、「他の特別貸付との協調を求められた」との情報を目にするようになりました。
今まで先頭を切って中小企業に特別貸付をして下さったのに、民間銀行がついて来ず、あまりの孤軍奮闘にいじけてしまったのかも知れません。
無利子無担保の選択肢
特別貸付の選択肢は大きく3つあります。
①公庫直接貸付(国直轄)
②民間銀行の無利子無担保(主に保証協会100%)
③商工中金(と政投銀)(公庫補償割合80%)
です。
公庫と協調させるには、②か③になります。
理論的には②と③全部入りもあり得ます。
公庫決定前の協調方法
一般的には②のメイン銀行に協調を頼むのが自然の流れかと思います。
公庫の貸付決定後でしたらあまり苦労はありませんが、決定前ですと調整と説得が必要です。
経営者ご自身で手に余るようでしたら、専門家に助力を求める方法もあります。
顧問税理士の先生がご多忙で、再生支援協議会に持ち込むような状況と異なる場合、中小企業診断士に相談されるのも良いと思います。
診断士は協調での調達計画作成を助言するべきです。
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